吸水ショーツが気になっているけれど、どんなものなのかよく分からない。
生理中に使えるのか、ナプキンとどう違うのか、洗い方や衛生面は大丈夫なのか。
初めて知る方ほど、いろいろな疑問が出てくるかもしれません。
吸水ショーツは、月経血を吸収するための層を備えた下着で、月経用品の選択肢のひとつです。
ただし、商品によって吸水量や使用方法、交換の考え方、洗濯方法などは異なります。
「吸水ショーツなら朝から夜まで替えなくていい」「必ずナプキンと一緒に使う」と一律に考えるのではなく、自分の経血量と商品の仕様を確認することが大切です。
この記事では、吸水ショーツが気になる初心者の方へ向けて、基本の仕組み、ナプキンとの違い、選び方、洗濯・衛生面、夜に使用するときの考え方まで、リサがやさしくご案内します。

吸水ショーツが気になっているのですが、本当にこれだけで過ごせるのか、洗濯はどうするのか……初めてだと少し不安です。

初めてなら迷いますよね。吸水ショーツは商品によって使い方が違います。まずは「どれくらい吸水できるのか」「単独使用か併用か」「どう洗うのか」を確認してみましょう。
吸水ショーツとは?
吸水ショーツは、ショーツの一部に月経血などを吸収するための吸水層を備えた下着です。
海外では「period underwear」「period pants」などとも呼ばれます。
厚生労働省の資料でも、ナプキンやタンポン、月経カップなどと並ぶ生理用品のひとつとして、洗って繰り返し使える吸水ショーツが紹介されています。
一般的には、肌に触れる面、吸水する層、漏れを抑えるための層などを組み合わせた構造の商品がありますが、具体的な構造はメーカーによって異なります。
そのため、「吸水ショーツならどの商品も同じように使える」というわけではありません。
ナプキンと吸水ショーツはどう違う?
どちらも月経血を受け止めるための選択肢ですが、使い方には違いがあります。
| 比較 | 吸水ショーツ | 使い捨てナプキン |
|---|---|---|
| 基本的な使い方 | ショーツとして着用し、吸水部分で経血を受け止めます。 | 下着に貼り付けて使用します。 |
| 使用後 | 再利用タイプは洗濯して繰り返し使用します。 | 基本的に使用後は廃棄します。 |
| 交換 | 商品仕様、経血量、着用時間、湿り気などを確認して交換します。 | 経血量や使用時間などに合わせて交換します。 |
| お手入れ | メーカーが案内する洗濯・乾燥方法に従います。 | 洗濯は不要です。 |
| 選ぶポイント | 吸水量、サイズ、フィット感、洗濯方法などを確認します。 | 吸収量、長さ、厚さ、羽の有無などを確認します。 |
どちらが優れているというものではありません。
吸水ショーツだけを使う、ナプキンを使う、商品によって併用するなど、自分の経血量や生活に合う方法を選びましょう。
吸水ショーツは1枚で使えるの?
これは、初心者の方が特に迷いやすいポイントです。
結論として、商品によって異なります。
単独での使用を想定した吸水ショーツもあれば、ほかの月経用品と組み合わせる使い方が案内されている商品もあります。
また、同じ商品でも経血量が多い日・少ない日などによって使い方を変える方もいます。
「初めてだから必ずナプキンと併用する」「吸水ショーツなら必ず1枚で大丈夫」と決めつけず、メーカー公式情報を確認しましょう。
吸水ショーツは何時間使える?
「朝から夜まで使える?」という疑問もありますが、すべての商品に共通する使用時間はありません。
CDCは、月経用品を定期的に交換することを勧めており、吸水ショーツを長時間着用し続けることによる湿気は、肌トラブルにつながる場合があるとしています。
使用するときは、次の点を確認しましょう。
- メーカーが案内している使用方法
- 吸水量の目安
- 自分の経血量
- 着用している時間
- 湿り気や不快感がないか
- 漏れが起きていないか
湿り気、漏れ、不快感などがある場合は、商品に記載された最大吸水量に達していなくても交換を考えましょう。
初心者が吸水ショーツを選ぶ6つのポイント
1. 吸水量を確認する
吸水ショーツは商品によって吸水量が異なります。
「○mL」など具体的な吸水量が掲載されているものもあれば、「少ない日向け」「多い日向け」など使用シーンで示されている商品もあります。
数字だけで判断せず、自分の経血量や使いたい場面と照らし合わせて確認しましょう。
2. 単独使用・併用について確認する
商品説明で、吸水ショーツ単独での使用を想定しているのか、ほかの月経用品との併用について案内があるのかを確認します。
自分で勝手に「この使い方なら安心」と決めるより、メーカーが想定している使い方を確認することが大切です。
3. サイズとフィット感を確認する
吸水ショーツでは、身体へのフィット感も重要です。
ゆるすぎると身体と吸水部分の間に隙間ができやすく、反対にきつすぎると締めつけが負担になることがあります。
普段のショーツサイズだけで判断せず、メーカーのサイズ表を確認しましょう。
4. 吸水部分の広さや形を確認する
吸水部分の長さや広さは商品によって異なります。
日中向け、夜向けなど、用途に合わせて設計された商品もあります。
特に夜間の漏れが心配な場合は、夜間使用を想定した商品かどうかも確認しましょう。
5. 肌ざわりや着用感を確認する
肌に直接触れるものなので、素材、縫い目、厚み、締めつけなども確認しておきたいポイントです。
口コミは着用感を知る参考になりますが、体型や肌との相性には個人差があります。
6. 洗濯・乾燥方法を確認する
吸水ショーツは洗って繰り返し使用する商品が多いため、お手入れ方法も選ぶうえで重要です。
商品によって、予洗いの有無、洗濯機の使用、洗剤、柔軟剤、漂白剤、乾燥機などについての案内が異なります。
購入前にメーカー公式情報や洗濯表示を確認しましょう。
吸水ショーツの洗い方は?
吸水ショーツのお手入れは、すべて同じ方法ではありません。
CDCは、多くの再利用型吸水ショーツは洗濯機で洗えるとしながらも、製品ごとの洗濯方法に従うことを勧めています。
基本的には、次の流れで確認すると分かりやすいでしょう。
- 使用後の予洗いが必要か確認する
- 洗濯機で洗えるか確認する
- 使用できる洗剤を確認する
- 柔軟剤や漂白剤の使用可否を確認する
- 乾燥機の使用可否を確認する
- 十分に乾かしてから保管する
メーカーによっては、吸水性能を保つために柔軟剤や乾燥機などの使用を避けるよう案内している場合もあります。
「吸水ショーツはこう洗う」と一律に判断せず、購入した商品の説明に従いましょう。
衛生面は大丈夫?
正しく使用・洗濯することを前提に、吸水ショーツは月経用品の選択肢のひとつとして使用されています。
一方で、「吸水するから何時間でも着用してよい」というものではありません。
CDCでは、月経用品を定期的に交換し、吸水ショーツなどを長時間着用して湿った状態が続くことは、発疹などのトラブルにつながる可能性があると案内しています。
使用時は、次のことを意識しましょう。
- 着用前後・交換時にできる範囲で手を清潔にする
- 湿り気や不快感がある場合は交換する
- メーカーが案内する方法で洗濯する
- 十分に乾燥させてから再使用・保管する
- 肌に異常がある場合は無理に使い続けない
初めて使うなら、どんな場面から試す?
初めて使う商品は、「いきなり長時間の外出や一晩」で試さなければいけないわけではありません。
自分が状態を確認しやすいタイミングから試す方法もあります。
たとえば、在宅している時間や、経血量を把握しやすい日など、自分が安心して確認できるタイミングです。
ただし、「量が少ない日でなければ使えない」という意味ではありません。
商品の吸水量と自分の経血量が合っていることを確認することが大切です。

吸水量だけを見ればいいと思っていました。交換の目安や洗濯方法まで確認した方がいいんですね。

そうなんです。吸水量だけでなく、交換しやすさ、洗濯、乾燥、フィット感まで含めて、自分の暮らしに合うかを考えてみると選びやすくなります。
夜に吸水ショーツを使いたい場合
夜間使用を想定した吸水ショーツもあります。
ただし、すべての商品が同じように夜間使用できるとは限りません。
寝るときに使用したい場合は、次の点を確認しましょう。
- 夜間使用を想定した商品か
- 吸水量は自分の経血量に合っているか
- 吸水部分の長さや広さ
- 単独使用・併用についてのメーカー案内
- サイズとフィット感
- 交換についての注意事項
「初めてなら必ずナプキンと併用する」「夜用なら絶対に漏れない」と一律に考える必要はありません。
自分の経血量と商品の仕様を確認しながら使いましょう。
吸水ショーツが向いているか考えるチェックポイント
吸水ショーツは、すべての人に必要な月経用品ではありません。
次のようなポイントを確認すると、自分の生活に合いそうか考えやすくなります。
| 確認したいこと | 考え方 |
|---|---|
| 洗濯 | 使用後の洗濯を負担に感じないか。 |
| 乾燥 | 次に使うまでに十分乾かせる環境があるか。 |
| 交換 | 必要なときに交換できる環境か。 |
| 経血量 | 商品の吸水量と自分の経血量が合いそうか。 |
| 着用感 | 厚みやフィット感を心地よく感じられそうか。 |
| 費用 | 必要な枚数や買い替えも含め、無理なく取り入れられるか。 |
便利そうだからと無理に取り入れる必要はありません。
ナプキンなど、これまで使っている月経用品の方が自分には合っているという選択ももちろんあります。
吸水ショーツを選ぶときに避けたい4つの考え方
「○mL吸水できるから一日中大丈夫」と考える
最大吸水量だけで着用時間を判断することは避けましょう。
経血量や湿り気、肌の状態なども確認し、メーカーの使用方法に従ってください。
必ずナプキンと併用した方が安心と思う
併用の必要性は商品や経血量によって異なります。
メーカーが単独使用を想定しているのか、併用についてどのように案内しているのかを確認しましょう。
口コミだけでサイズを決める
体型や好みには個人差があります。
口コミだけでなく、メーカーのサイズ表を確認しましょう。
洗濯方法を自己流にする
洗剤・柔軟剤・漂白剤・乾燥機などの扱いは商品によって違います。
吸水性能や製品を長く使うためにも、メーカーの案内を確認しましょう。
経血量が多いと感じる場合は、吸水量だけで解決しようとしないで
「もっと吸水量の多いショーツを選べば大丈夫」と思う前に、月経そのものの状態にも目を向けてみましょう。
たとえば、次のような状態が続く場合は、経血量について婦人科・産婦人科へ相談してもよいサインです。
- 月経用品を短い間隔で何度も交換する必要がある
- 夜間も頻繁に月経用品の交換が必要になる
- 衣類や寝具まで漏れることを繰り返す
- 月経が7日を超えて続く
- 大きな血のかたまりが繰り返し出る
- 経血量のために外出や仕事などの日常生活が制限される
- 強い疲れ、息切れ、めまいなどが気になる
経血量を正確に自分で測ることは難しいため、交換回数や漏れ、月経が続いた日数などを記録しておくと、医療機関へ相談するときの参考になります。
FAQ|吸水ショーツ初心者によくある質問
Q. 吸水ショーツはナプキンの代わりになりますか?
A. 商品によって異なります。単独使用を想定している商品もありますが、経血量や使用場面によって使い方は変わります。購入する商品の公式情報をご確認ください。
Q. 吸水ショーツは一日中同じものを使えますか?
A. すべての商品について一日中使用できるとは言えません。商品仕様と経血量によって異なります。湿り気、漏れ、不快感などがある場合は交換し、メーカーの使用方法を確認してください。
Q. 吸水ショーツとナプキンは併用できますか?
A. 併用についての設計や案内は商品によって異なります。メーカー公式情報を確認してください。
Q. 初心者はいつ試すのがよいですか?
A. 初めての商品で不安がある場合は、自分が状態を確認しやすい在宅時などから試す方法があります。ただし、商品の吸水量と自分の経血量が合っていることを確認してください。
Q. 洗濯機で洗えますか?
A. 多くの再利用型吸水ショーツは洗濯可能ですが、洗濯方法は商品によって異なります。洗濯機の可否、洗剤、柔軟剤、乾燥機などについてメーカー公式情報をご確認ください。
Q. 使用後はすぐ洗わないといけませんか?
A. 予洗いや洗濯までの扱いは商品によって異なります。メーカーが案内しているお手入れ方法に従ってください。
Q. 衛生面が心配です。
A. 月経用品は適切に交換し、再利用型の商品はメーカーの指示に従って洗濯・乾燥することが大切です。湿った状態で長時間着用せず、十分乾燥させてから使用・保管しましょう。
Q. 何枚くらい用意すればいいですか?
A. 使用する日数、交換頻度、洗濯・乾燥に必要な時間によって異なります。初めから多くそろえず、まず少ない枚数で使い心地やお手入れ方法を確認してから考える方法もあります。
Q. 夜も使えますか?
A. 夜間使用を想定した商品がありますが、すべての商品が同じではありません。吸水量、吸水部分の範囲、サイズ、メーカーの夜間使用についての案内をご確認ください。
Q. 肌がかゆくなった場合はどうすればいいですか?
A. いったん使用を中止し、肌の状態を確認してください。強いかゆみ、痛み、赤み、炎症などが続く場合は、自己判断をせず婦人科や皮膚科などの医療機関へ相談しましょう。
まとめ|吸水ショーツは「吸水量」だけでなく使い方まで確認を
吸水ショーツは、月経期間を過ごすための選択肢のひとつです。
すべての人に必要なものではありません。
選ぶときは、吸水量だけを見るのではなく、
- 単独使用・併用についての案内
- 交換についての考え方
- サイズとフィット感
- 吸水部分の形
- 洗濯・乾燥方法
- 夜間使用の可否
まで確認してみましょう。
そして、「吸水量の多い商品を選べば、経血量が多くても大丈夫」と考えないことも大切です。
出血量によって生活に支障がある場合や、月経の状態が以前と大きく変わった場合は、婦人科・産婦人科へ相談してください。
まずは知るだけでも大丈夫です。
自分の生活に合う月経用品を、自分のペースで選んでいきましょう。

吸水ショーツだから特別に安心、ということではありません。自分の経血量と商品の使い方が合っているかを確認することが大切です。無理に切り替えず、自分が心地よく使える方法を探してみてくださいね。
リサからの今夜のセルフケア・アドバイス
吸水ショーツが気になっているなら、今夜すぐに買わなくても大丈夫です。
まずは、今使っている月経用品について「どのくらいの間隔で交換しているかな」「夜はどんなところが不安かな」と振り返ってみましょう。
自分が困っていることが分かると、必要な吸水量や形も選びやすくなります。
商品から選ぶのではなく、自分の暮らしから考える。
それも、フェムケアの大切な始め方です。
主な参考情報
-
Centers for Disease Control and Prevention(CDC)「Healthy Habits: Menstrual Hygiene」
-
American College of Obstetricians and Gynecologists(ACOG)「Your First Period」
-
NHS「Periods」
-
厚生労働省「からだのこと|生理用品」
-
American College of Obstetricians and Gynecologists(ACOG)「Heavy Menstrual Bleeding」
-
NHS「Heavy periods」
-
公益社団法人 日本産婦人科医会「正常な生理(月経)の目安を教えてください!」
参考情報確認日:2026年9月25日
免責事項
本記事は、厚生労働省、CDC、ACOG、NHS、日本産婦人科医会などの公開情報を参考に、吸水ショーツや月経用品の選び方に関する一般的な情報を整理したものです。
掲載内容は、医師、薬剤師、看護師、助産師、心理士などの有資格専門家による診断、治療、医療的助言を目的としたものではありません。
吸水量、使用時間、単独使用・併用、交換方法、洗濯・乾燥方法などは商品によって異なります。使用前には、各メーカーの最新の公式情報、商品説明、洗濯表示、注意事項をご確認ください。
製品の使用感や肌との相性には個人差があります。刺激や違和感を感じた場合は無理に使用を続けないでください。
経血量が多く日常生活に支障がある場合、月経用品を非常に頻繁に交換する必要がある場合、寝具への漏れを繰り返す場合、月経が7日を超えて続く場合、強い疲れ・息切れ・めまいなどがある場合は、自己判断をせず婦人科・産婦人科などの医療機関へご相談ください。
広告・アフィリエイトに関する詳しい方針は、免責事項・広告ポリシーをご確認ください。


コメント